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「初めて1級になって審判やったのが全日空対日立。試合したとか審判やったていうのはあんまり覚えてないんだけれどこれだけは覚えている。ぐちゃぐちゃになっちゃって。何がいけなかったか分かんないけどまあへたはへただったろうけどね。反則されてアドバンテージを流すんだけどやられたやつが報復するわけ。報復にまた報復するから乱闘みたいになっちゃって。殴ったり唾を吐きかけたりで退場3人くらい出しちゃって。こっちはいいことしようと一生懸命やってるのに,プレー中でも殴り合いが始まっちゃってるわけ。ここでプレー止めたらどうなっちゃうんだとか考えて真っ白になっちっゃたよ。それが日本リーグのデビューの試合。あとはね審判やってて頭の中白くなったことはあまりない。」
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雷の時も冷静に?
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「いや考えたんだよ。どうしようかなって。ずいぶん前から雷鳴ってて危ないなと思っていたの。だんだん光と音の感覚が短くなって近づいてきたどうしようかなって。大したミスもなくずーっとやってて,そしたらピカ,バリバリってなって,で,やべーって。で反則とってやめるんだろうなって思ってたらある選手がボール持ってたの。やめどきだなって,やめてみんな引き上げてるときにゴロゴロって近くにすごいのが落ちたんだよね。」
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いいタイミングでしたね。ちょうど国体で千葉にいて宿舎でみんなで見てて,やめちゃったよこれどうなんだとか言ってたら太田先生で(笑)。
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「俺もやめたかったのよ。でも時計は止めなきゃいけないし,再開はフリーキックでこっちのボールだなとかは考えてはいたけどね。勝ってるマリノスは無理ですよやめましょうだし,負けてるベルディーはもうすぐできますよ,やりましょうだしどっちも現金なものだよね。マッチコミッショナーと運営の人で話し合って,あっちこっち気象庁とかに電話したりしたわけ。そしたら雷雲はあと何分で通過するから大丈夫だって言われて,で,待って再度確認の電話をして大丈夫ってことになって再開したんだよね。」
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