曽我 卓生
 
  同窓会会員の皆様、こんにちは。会計を務めさせていただいております、曽我と申します。以降、よろしくお願いします。

 私の同窓会への参加は、田無高校同窓会ホームページの作成手伝いからでした。今年は日本全国がワールドカップで大いに盛り上がったのは、ご存じの通りです。日本があそこまで活躍するとは、個人的にうれしい誤算でした。私が最初に同窓会活動に参加したのは、その日韓共催ワールドカップの4年前、すなわち1998年に開催された、フランスワールドカップ真っ最中のことでした。

 「田無高校同窓会のHPの作成を手伝ってほしい」という要請を受けたわけです。とりあえずオーケーはしたものの、自分のホームページをかろうじて持っていた程度。多人数で協力して作成するという経験はなかったわけで、いろいろと苦労をしました。みな仕事を終えた後に集まって、田無駅前のファミリーレストランで、わいわいやりながら作成していったものです。様々な方々が作り上げた、文章やら絵やらが、編集作業により1つのホームページに仕上がっていく。手間のかかる作業も多く、いろんな方々に迷惑もかけましたが、そういった過程を経て完成させていく作業は、楽しくもあり、やりがいもあるものでした。いい経験にもなったと思います。

 世の中の流れは早いもので、同窓会活動に参加してから、早4年。自分が田無高校を卒業してからは、14年もの月日が流れてしまいました。14年前の初春、大学進学が決まっていた自分は、「4年後には、社会でどう生きるか決めなければならない」というプレッシャーに押しつぶされそうでした。「あれもしよう、これもしよう」と期待だけは膨らまして臨んだ大学生活でしたが、そのほとんどはやらずに終わってしまったように思います。社会人になってからも相変わらずで、ひたすらマイペースでサラリーマン生活を過ごしてきました。そんな生活を送ってきた自分にとって、同窓会活動に飛び込んでみた経験は、非常に大きな刺激となりました。社会に出て以降、自分に最も影響を与えた物事の1つと言っても、過言ではありません。

 役員という大役を依頼されたときは、その重要性をよく考えずに、二つ返事してしまったように思います。生来口べたであり、頭の回転も鈍いため、とりあえず頭数として名を連ねている状態です。そんな自分ではありますが、自分にこれだけの影響を与えてくれた同窓会に対し、口幅ったい言い方ではありますが、恩返しができればと思っております。


 田無高等学校同窓会 会計 曽我卓生(3期)