佐藤 靖
 
 同窓会会計の佐藤靖氏(乙女座)は第一期卒業生。入学した同期は安孫子副会長他。入学した動機は、新設校への妙な期待感、家から近い、他。出席は皆勤賞で、非常に真面目であったと、本人より。このような佐藤氏は卒業時に、既に進路が決まっていたので、「そのくらいの事は進んで引き受けようと思った」ことから15年間、同窓会運営に関わっている。現在、奥様と娘さんのいらっしゃる佐藤氏。休日の夜の会議が多い役員会への出席は、「妻の理解・協力が必須」とのこと。

 会社では某官庁関係のアルミ構造物の設計という仕事をしている佐藤氏。同窓会の魅力を、普段では縁のない職種の人や、様々な世代、職種、考えをもつ人と接することができることと語る。佐藤氏に会員へのメッセージを求めると、「とにかくもっと皆に参加してもらいたいし、そのような会にしていきたい」という返答。そして、これから社会人になろうとしている後輩への一言は、「私のようなバブルの大波に乗って就職したものが偉そうなことを言えた義理ではないので、コメントは控えさせて頂きます」とのこと。

 同窓会役員会での佐藤靖氏を、「遠雷」のような人と思うときがある。遠くにある雷鳴の音や光は控えめであるが、その直下ではまさに轟音と閃光を発している。そして、いくら遠くにあってもその存在感は「雷」そのものである。ここに出てくる佐藤氏の発言(「」のついた言葉)を幾度と読むと、積極的な主張を控えめな言動に込める佐藤氏(ここが遠雷たる所以)の発言を思い出してしまう。こうした役員会での独自の存在感が、田無高校同窓会全体にも会員が気づかないうちに広がっていることだろう。